みなかさんとイオンの高いお刺身

 年末年始、地獄の12時間勤務キャンペーン中のみなかさん(わずか数千円の年末年始手当てのために命を削っている)、一年間頑張った自分にごほうびをということで、高いお刺身を買って食べてしまいましたので、ここにお知らせさせていただきます。

 

イオンで買った本まぐろ中とろ切り落としお刺身の写真

本まぐろ中とろ切り落としお刺身。今見てもぎょ(魚)っとするお値段です

 

イオンで買った舎利の写真

舎利。理由はよく分かりませんが、普通の白いごはんではなく舎利が売っていたので、それをゲット

 

イオンで買った本まぐろ中とろ切り落としお刺身の写真

いつものように適当に盛りつけていただきます

 

 おいしいはおいしいのですが、12時間労働の疲労とストレスで味覚が死んでいたのか、お値段に見合う味が楽しめたかというと微妙な感じで、中トロなので当たり前なのですが、「まぐろ、野生、ワイルド」という感じがあまりなかったというか、

 最初から赤身買えやという話なのですが、モロッコ産(最近よく見かける?)の、たぶん養殖の本まぐろ(クロマグロ?)ということで、イメージに影響されやすいみなかさんは、養殖→甘やかされて育てられる→ワイルドさ減少(また、海も平和そうな地域なので、ぬるい感じの味になる)、というのを思い浮かべてしまいました。

 ずっと昔、伊豆かどこかに旅行に行った際に、泊まった旅館で出てきたお刺身が、えらい生臭くて、それが「いいもの、本来の味わい」という可能性もあるのですが、今思うと「血抜きが下手だった」とか、技術的な問題のような気もするのですが、そういう感じで、

 「いいものをうまく調理した場合の、本来のおいしさ」というのを、みなかさんおそらく知らないのがいちばんの問題のような気がしていて、それには高級店を回り、産地、季節、下処理や調理法、とかと実際の料理の味を照らし合わせて比較して、正解を見つける必要があり、気の遠くなるような長い道のりだなと思いました。

 それに加え、味覚というのは、体調、気分、シチュエーションでいくらでも変わる曖昧なものだとみなかさんは思っており、というかそもそも「ただそういう味のものがあって、その人の味覚に合っているかどうかだけ」の話で、「おいしい/おいしくない」というのは存在しないと思っており、

 たとえばドクターペッパー、みなかさんはわりとおいしいと思って飲むのですが、「無理!」って人もいるわけで、すべての食品はドクターペッパーと同じであるはずなのに(?)、「おいしい/おいしくない」を議論することに意味はないというか(=100パーセント好みの問題である)、

 あとはたぶん「おいしい/おいしくない」って、みんなが一般的に食べるものについて言うから発生するわけで、「ダークマターのはさみ揚げ」とか、「ホワイトアスパラの酸化チタン炒め(たぶん全体的に白い)」とか、そっち方面(「おいしい/おいしくない」どころではないもの)にレンジを拡げていったら、ドクターペッパーみたいなことが起こりやすくなるのかも、と思いました。