みなかさんと裏表のある人

 みなかさんの職場はおそらく知能レベルがみなかさんの三分の一もない人たちの集まりなので、いろいろ困ることもあるのですが、みなかさんの鋼の精神力と仏のような慈愛の心でなんとかやっており、

 そして本日、スタッフの一人が急に音信不通になり、グループラインを退会させられ、事実上の退社となったのですが(弊社ではわりとよくあること。入社初日の休憩中にフェードアウト、という人すらちらほらいる。

 みなかさんはバイトとか社員とか、意味のない形式的な区切りが好きではなく、バイトも普通に仕事だと思っているが、先述の、連絡なしに飛ぶのとかも含め、

 いや、飛びに関しては、正直それをやられるような、いい加減な、ゆるい職場っぽい雰囲気を作って、前兆にも気づけず、対処もしなかったんでしょ、辞めるときに挨拶するに値しない人間たちの集まりだと思わせちゃったんでしょ、

 というのが正直なところで、みなかさんは(周りの人たちのレベルによっては)飛ぶのが悪いこととは思っていないのですが、一般的には非常識とされていることは分かりますし、

 しかしなんだっけ、そう、飛ぶのとかも含め、弊社の求人周りを見ていると、電話口でタメ語、音信不通、面接すっぽかす、挙げ句の果てに着信拒否、とか、そういうことするからバイトがばかにされるんだよ、自分で自分の首絞めてるよ、というのは少し思います)、

 なんか、その人と、その前に辞めた人を見ていて(ここからようやく本題)、裏表のある人って精神的にもろい部分があるのかな、とちょっと思いました。

 特に今回辞めた人は、上司が席を離れたとたん、仕事をサボりだし、上司が戻ってきたら、「○○さん今何やってる~?(暇なら仕事振っていい?)」とか、急に後輩に呼びかけて業務してます感を出してくるという裏表っぷりで、

 「何この人やばっ」と、みなかさんずっと思っていたのですが(辞めるだろうなというのも予想していた)、なんなんでしょうね、単純に表の顔をキープする労力でメンタルに負荷がかかるのか、

 自分を偽り高い評価を得ることが習慣になってしまうと、それが効かない場面(わりとみんなからの彼女に対する評価は高くなかった)で「イーッ!」ってなって精神崩壊してしまうのか、

 高い評価を得られたとしても、それはほんとの自分じゃないと分かっているので、「ほほほほんとのワタワタワタワタワタシッ!これはほんとジャナイ!ジャナイ!ワタシジャナイ!」とやっぱり精神崩壊してしまうのか、

 そういう本人もあれですが、周りの年配スタッフも、自分たちが二十代前半のときどんなだったか、というのを忘れて人のことディスりすぎ、と少し思います、知能レベルがみなかさんの三分の一もない人たちなので、仕方ないとは思いますが。