みなかさんとおにぎりの怪

 みなかさんおにぎりってあまり好きではなくて、どちらかというと茶碗とか丼とかでごはんは食べたい人で、他にもたぶん、コンビニでよさげなお弁当が売り切れのときに仕方なく買うイメージや(おにぎりさんごめん)、

 やはりコンビニで、仕事帰りっぽいサラリーマンが、「とりあえずおなかがふくれればいい」、という感じで、なんの具かさえも確認してないんじゃないかという勢いで、

 陳列棚からおにぎりを2~3個、「わさわさっ」と乱暴にゲットして買いものかごに放り込む、というシーンを見かけたりで、たぶん「おにぎり=仕方なく食べるもの」という刷り込みがされているからで、

 あとは単純に、味、コンビニおにぎりしか食べてないからかもしれませんが、あまりおいしい印象がなく(冷たいからかも)、具が真ん中にしか入っていないので、最初はごはん&のりゾーンで苦痛で、

 やっと具にたどり着いたと思ったら、ぽろっと一気に全部食べれてしまって具消滅、微妙に具の味が染み込んだごはんという貧乏ゾーンを経て、また苦悶のごはん&のりゾーンでフィニッシュという、

 テンションの下がる食べものというか、あとは戦時中っぽさとか、「母親の愛情」みたいな、なんかこう、余計と言ってはあれですけど、シンプルに食事を楽しむ、という行為にあたっては不要な属性(イメージ)がまとわりつきすぎというか、

 あとはみなかさんしょっぱいのが好きなので、コンビニおにぎりは塩が効いていなくて(塩分は多くても、混ぜ込まれていると塩味を感じにくく、家庭でのおにぎりのように、周りにまぶされていたほうが少ない塩分でしょっぱさを感じられる。マックのポテトのように)、

 ごはんと海苔のうすら甘い味のコラボが苦痛というか、でもおにぎり屋さんのちゃんとしたやつとかはおいしかったりするのですかね。

 具が混ぜ混んであるタイプのおにぎりは、ノーマルおにぎりよりはみなかさん許容していて(味のないゾーンがないので)、ツナと塩昆布の(炊き込みごはんの)おにぎりはみなかさん、二度と食べたくなくなるくらいの頻度で前職のとき、

 自作して職場の休憩中ごはんとして持参していました(部屋を出ずに作れる、というのが引きこもりごはんの必須条件なので、洗わなくていい無洗米を買って、部屋に常温で置いておける素材、乾物や缶詰を使って、お弁当箱にもなる、みたいなミニ炊飯器で、いろいろな炊き込みごはんを作り、おにぎりにしていた)。

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 全然おにぎり嫌いじゃないですし、普通に食べますけど、あとはなんだろう、塩をつけて握る、とかのあたり、保存と携帯のため感がすごくて、日本人は勤勉なので、おにぎりを持っていって仕事中、いつでもどこでも手軽に栄養補給&すぐにまた仕事へ、という感じなのかもしれないですけど、

 そこまでしてごはん食べたいか、というか、せっかち、せわしない感じ、貧乏性な感じ、がしてしまうのもマイナス要因で、たぶんそもそも普通のごはん(食事)と思っちゃうのがいけないというか、非常食てきなものだと考えれば、ここまで述べてきたようなマイナスイメージも、「非常食だから」と合点がいくのかもしれません。

 でも思ったのは、と言っておにぎりのフォローをするわけでもなく、また別の話をするのですが、お米ってあくまでも穀物で、単位は一粒で、

 大豆のように、煮て食べたり、豆乳にしたり、すりつぶしてきな粉にしたり、というのが当然で、「炊いてごはんにしてお茶碗によそって食べる」、ということに、みなかさんは少しとらわれすぎなのかなという気はしました。

 あと、パンもたとえば、家で食べる(フランスとかのイメージ)のは丸いパンとかで、持ち歩く(のかは分からないが)ならバゲットとか、外人さんとかもそうしているのかもしれなく、

 みなかさんの意識はお茶碗のごはんとおにぎりとの間に隔たりを作りすぎ(実際は、カンパーニュとバゲットのように、用途や目的によって形が違うだけ)、とも思うのですが、

 なんなんでしょうね、海苔がいけないのか、手で食べるのがみすぼらしさを加速させるのか、おにぎりのネガティブイメージを感じさせないおにぎりとか、あったら教えてほしいものだと思います。