みなかさんと蚊取り線香

 すでに春ごろからなのですが(というか冬以外ほぼオールシーズン)、夜寝ようとしていると、「プーン」と蚊が耳元にやってきて入眠を邪魔される→部屋の電気をつけて蚊とのバトル開始、ということが日常になっていたみなかさん。

 ネットで調べると、蚊取り線香がやはり最強ということで、実家の在庫をひと巻きだけ拝借し、使ってみたらですね、確かに効果がありました、という普通のお話でした、みなかさんです。

 

その後自分で買った(在庫処分品でやたら安かったので、値段だけで即買い)。「蚊取り線香」とネーミングできないあたり、大人の事情を感じます

 

 

 窓を閉め、蚊取り線香に点火してしばらくすると、蚊が挙動不審になる(のろのろと低空飛行しだす)、異常な行動をとる(みなかさん目がけて特攻してくる)、ということが起きだし、

 手鏡フルスイング(でいつも仕留める)での処理が容易になったり、時にはデスクの上に瀕死な感じでとまっていたりするので、それをティッシュオフしたり、蚊取り線香を使いさえすれば安眠できることは分かったのですが、

 なんかあまりに非人道的というか、要は毒ガス兵器なわけで、使うのに気が進まない感がすごくて(手鏡での一対一のバトルなら、正々堂々とした戦いということで、恨みっこなしだが)、

 「毒(ガス)」の効果を初めて間近で見た気がするというか、もしも「人取り線香」、みたいなものがあって、その煙が日本中に充満して、人がバタバタと倒れたり、苦しんで死んだり、ということがあったら恐ろしいなと想像し(それをまさにみなかさんは蚊の社会に対して実行したのだ!)、

 白目をむきがくがくとふるえだすみなかさん。他にも、微妙にけむたくて目がシパシパしたり、予想はしていたのですが、部屋の中のものがスモーキーな匂いになったり(正直、たばこよりまき散らしてるタールの量多いと思う)、

 もうちょっと、物理的にも人道的にもクリーンなやつ(なんか電波で寄せつけないとか)があったら、そっちのほうがいいなと思います。