みなかさんとすき家の牛ビビンバ丼

 夕飯に肉がっつりだと胃腸にダメージがくる(夕飯くらいの時間だったらいいのだろうが、みなかさん家に帰ると21時とかで、しかし遅くとも日が変わる前には寝たい人なので、わりと食べてすぐ寝る感じになってしまい、

 そこに肉は致命的なのではないか、と思うので。これも想像で根拠はないのですが、なんか、夜、に限らずですが、がっつり系のものを食べると、「胃酸がたくさん出る癖」がついてしまって、

 胃は耐えたとしても、腸とかが少しずつ傷ついていきそう、とか思ってみたりしている)、という仮説から、獣肉系のメニューの持ち帰りごはんは避けがちだったみなかさん。

 でもやっぱりみなかさんも男の子だし、たまにはお肉が食べたいので、ビビンバならお肉は具の一部として入っているだけで、がっつり系と比較したら少ないので、わりと平気かもしれない、と、自分に嘘をつき、

 すき家で牛ビビンバ丼を持ち帰って食べてみましたよ、というお話でした、みなかさんです。

 

すき家の牛ビビンバ丼(持ち帰り)の写真

現代っ子は気にしないのかもしれませんが、みなかさんはこの容器の豪華ぶりが毎回心苦しいです(資源回収には出すが、そもそも資源の無駄っぽくて)。

みなかさんよりもっと前の世代になると、「プラスチック(系の容器全般)は貴重品(ではないにしろ、お金を出して買うようなレベルのもの、というか、とりあえず無料でもらえてポイポイ使い捨てるようなものではない)」という価値観のゾーンの人たちがいると聞き、

みなかさんはそっち寄りというか、気持ち分かるよというか、実際ミニ五郎(焼酎)の容器を再利用して入れものにしたり計量カップにしたり、ペヤングの容器で充電中のスマホ用の遮光カバーを作ったり(寝るとき枕元で光っていてまぶしいので)、

前職のときに職場用ごはんとして、自作パスタを持っていっていたときも(食べる頃にはのびて1.5~2倍くらいのボリュームになっている)、最初期はコンビニのパスタ容器を洗って使っていた気がするし、

とにかく昭和生まれはですね、そういった容器を「洗ってとっておいて使う」というオペレーションと少なからず絡みがあるはずで、遠足とかキャンプとかで、「現地で捨てて(これよく考えると迷惑だな)帰りの荷物を減らす」みたいな目的もあったりして(使用二回目で初めて廃棄となる)、

たぶん昔は100均とかなかったのも原因だと思うのですけど(コンビニすら少なかった)、サービスでついてきた割り箸をストックしておいて、やっぱり遠足とかキャンプとかで使うとか、もしかしてみなかさんの家が貧しかっただけかな、そうだったらどうしよう(不安そうにおろおろしながら)

 

すき家の持ち帰り用トレイの写真

ちなみにですがすき家の持ち帰り容器、わりとおもしろい構造になっています、丼を乗せる部分が半分フリー状態というか、持ち帰りのビニール袋に依存する感じになっているというか、よく工夫されたものだと思います

 

 脱線しましたが、とにかく牛ビビンバ丼を買って、持ち帰り、写真を撮り、さあ食べようとなったのはいいのですが、改めて丼の中身をまじまじと見て、愕然とするみなかさん。

 なんと丼の一角に、みなかさん的デス食材(食べると半日吐き続ける)、「はるさめ」が乗っていたのです、予想外の事態に白目をむきがくがくとふるえだすみなかさん。

 みなかさんのはるさめアレルギー(非公式)、については、まだ謎が多い部分がありますが、とにかく昔インスタントのスープはるさめを食べた際、エンドレスゲロ状態になり、

 それが半日、はちょっと記憶が改竄されて長めになっている(盛っている)かもしれませんが、とにかく長時間続き、しばらく後、またもう一度はるさめヌードルてきなやつを食べてみたら、やっぱり同じ症状が出たので(読者様:「みなかバカなの?」)、

 これはたぶんあかんやつや、と認定されたもので、それ以来ずっとはるさめを食べていないので、はるさめってどんなだっけと(見た目とか)忘れつつあり、

 正直今回の、すき家の牛ビビンバ丼を目の当たりにした際も、「たぶんはるさめだろうけど、もしかしたら違うかも?」と食べようか迷ったくらいで、

 ほら、見た感じはるさめっぽいけど違うのってあるじゃないですか、生春巻きとかに入っている、のはとてもはるさめに似ているけど、たぶんビーフンか、それに近い属性を持ったマテリアルで(食べても平気だったので)、

 それはさすがに、はるさめを長年遠ざかっているみなかさんでも分かるくらい、明らかに白っぽく、質感も違う(もそもそしている)ので、「たぶん大丈夫だろう」というくらいの確度で食べられたのですが、

 今回の牛ビビンバ丼のは明らかに、ビーフン類とは違い、透明感があり、ぷるぷるとしており、食べたらまずい感じがしたので、20分ぐらいかけて牛ビビンバ丼から一本一本ていねいにはるさめを除去していくという、

 人生で初めて、「出された料理から苦手(ではないのだが、食べるとえらいことになる)なものを抜き出す」、という作業をし、それからようやく食べられたよ、疲れたよ、というお話でした。