みなかさんと信用

 誰かが悪いことをして、たとえば会社をクビになったとして、えらい人たちが周りに聞き込み調査をするじゃないですか。

 そして周り(えらくない人々)でも、「まあ当然だよね。私もその人に(内容:みなかさんの知らない悪事)なことされたし」みたいな話が出て、

 その、人から聞いた悪事の部分って、(「知ってることを全部教えてくださいみなか様!あなただけが頼りなんです!」と、えらい人たちに土下座された際)報告すべきか迷いますよね、みなかさんです。

 と書いて、たぶん完全にえらくない人々は、上に報告するべきかすら迷わずだんまり、というのがおそらくメイン行動で、迷うことこそ、みなかさんがちょっとえらい立場にいるから、

 または、目立ちたい、手柄を立ててほめられたい、てきな気持ちや、「隠してたことがばれてみなかさん怒られたらいややな」という我が身かわいさや、そういうところからくるのかな、とか思いつつ(無意識の部分の話)、

 まあ無難な、「話してくれた人に迷惑かかってもあれだし、その人はみなかさんが誰にも言わないと信用して話してくれたわけなので、(そこまでたいした内容でもなかったし)みなかさんも他言はすまい」という選択肢に落ち着いています、ごめんよえらい人たち。

「みなか様の判断で、いくらでもハンコを押して下さって結構です」、と、上司の名前のシャチハタを渡されている、信頼されしみなか(でもインク代は自腹)