みなかさんとごみの日

 完全無欠のみなかさんですが、たまには失敗することもあり、とりあえず本日は、今日が燃えるごみの日だと勘違いして(本当は容器包装プラスチック、みたいな日だった)、出勤前に集積所に燃えるごみの入った袋を投下したあと、

 その時点でも、「なんか燃えるごみの日のわりには袋の数が少ないな。回収が早く来ちゃったのかな?」とか、違和感には気づいていたのですが、

 バス停でバスを待ちながらスマホを見た際、「あっ、燃えるごみの日明日やん」と気づき、白目をむきがくがくとふるえだすみなかさん。

 回収されずに集積所に残ったごみ袋を見つけた近所の人が、出し主特定のために中身を漁り、恥ずかしいごみたちとともに発見されるみなかさんの身元の分かるもの、そしてみなかさんはご近所じゅうの噂になり、うしろゆびさされ組のメンタル負荷に耐えられずついには自殺。

 そんなシーンが頭をよぎり、鬱になりかけましたが、回収しに戻ったら遅刻してしまうし(たぶん少し歩いて早く着くバスに乗れば余裕なのだが、面倒だったのだ!)、ヤフー知恵袋で「ごみの日 間違えた」とかで検索しても、

 やばい結果になった例は見当たらなかったので、そのまま出勤。なんとなく落ち着かないながら業務をこなし、帰宅途中、集積所をのぞいてみると、

 みなかさんの出したごみ袋に、「これは燃えるごみです、回収できません」みたいなシールが貼りつけられており、ごみ収集の人は優秀ねと思いつつ、

 次の日が燃えるごみの日だったのでそのまま放置していたら(シールが、袋二つにまたがって貼りつけられていて、違反感がすごかったので、とりあえず一度はがして片方の袋だけに貼り直す、という作業はしたが)、ちゃんと回収されていて事なきを得たみなかさんでした。

関係ないけど粗大ごみ申し込みフォームのサンプル氏名は粗大太郎