みなかさんと消費税増税と信託報酬

 悪名高い毎月分配型の投資信託をわりと保有しているみなかさん、ふと証券会社のサイトで何かのページを開いた際、自分の保有している銘柄の信託報酬が、なんだか見慣れない数値になっていて、

 「そういえば消費税増税で投資信託やETFの信託報酬もアップするんやった」と気づいた、というお話でした、みなかさんです。

 いや、前々から気づいてはいたのですが、すっかり忘れていたというか、でもこれってよく考えるとやばい話やなというか、日本の投資信託の信託報酬の平均が税抜き1%くらいだとすると(海外ETFとかを利用してる人からしたら「?」かもしれませんが、実際わりとこんな感じなような気がする)、

 消費税アップで信託報酬1.08%→1.10%(税込み)と、2bp(ベーシスポイント)アップしている計算になり(みなかさんは計算が苦手なので、妙なことを言っているかもしれません、各自確認してください)、「日本の投資信託を使って投資している人の平均リターンが年0.02%低下する」、という、また日本人だけ貧乏になるやつで、

 2bp(ベーシスポイント)アップって、たいしたことないように感じるかもですが(実際、特に検索でこのブログにたどり着いてしまうような勉強熱心な読者の皆様なら、ほぼ影響ないとは思いますが)、バンガードさんの低コストETFなら経費率(≒信託報酬?)自体が0.0なん%みたいなのありますし(今回の消費税増税で、海外ETF1本分、信託報酬が増加した計算)、

 投信の会社、頑張って信託報酬引き下げしてるところもあるのに、消費税10%なら1割増し、20%になったら2割増し、と、信託報酬強制アップさせられちゃうの気の毒やな、と思うのでした(しかも消費税アップ=消費税増税による信託報酬のアップ、は、今後も続く可能性が高い、ような気がする)。

 海外ではどうなってるのですかね、海外ETF(みなかさんも買っているものの、「経費率(≒信託報酬?)」の数字しか見ていないので、経費の内訳とかそういえば知らない)とかミューチュアルファンドとか。「信託報酬にまで消費税かかるの日本だけ」、みたいないつものやつなら、みんな怒ってもいいような気がしました。

 

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)の損益の画像

みなかさんにはそれくらいのハンデ(高信託報酬)がちょうどいいのだ(でもJ-REITのボーナスタイムもそろそろ終了な気がする)