みなかさんとちよだ鮨

 歯医者の帰り、砂町銀座を徘徊するのが恒例になってきたみなかさん(治療内容によっては1時間ぐらい食事できなかったりするので、時間を稼ぐため)。本日は砂町銀座とは関係なくて粋ではないなと思うのですが、砂町銀座の中にあるちよだ鮨に向かいます。

 なんかこう、気にする必要はないのかもしれませんが、砂町銀座みたいな商店街にせっかく来て、チェーン店に入るのって、さっきも言ったように粋ではないというか、現代っ子感というか、そういう負い目を感じてしまいます、

 旅行に行ってマック食べるみたいな、本来は商店街に来たら個人経営のお店でコロッケとか買って食べ歩き、みたいなのが正しい気がするというか、好きなお店で好きなもの買って好きな場所で食べればいいのだとは思うのですけどね。

 ちよだ鮨に来たのは、最初は丼丸に行こうと思ったのですが、丼丸は家からの距離が近いので、1時間食事できないという歯医者制限があった場合、たぶん買って帰ってきても制限が解除されるまで時間がたっぷりある、という状態になり、

 買ってきた丼を冷蔵庫に入れることになると思うのですが、丼丸は酢飯が温かい状態で提供されるので、もしかしたらみなかさんのような繊細な心の持ち主、以外には理解できないことなのかもしれませんが、

 一度温かい酢飯の上に乗せられ、ぬるい状態になった生の魚を、冷蔵庫に入れ(たところですぐに冷えるわけではないので、ぬるい状態がある程度の時間キープされる)てしばらくしてまた食べる、というのは、ちょっとそろそろ時期的に危険な行為な気がして、

 しかしお寿司なら、パック詰めされ、ショーケースの中で冷蔵されているものを買うわけなので、できたての海鮮丼よりは冷蔵庫に入れてちょっと経ったものを食べる場合のデスリスク下がりそう(また、パッケージが丼より平らなので、冷蔵庫にも入れやすい)、

 という理由でお寿司にしたのですが、お寿司もお店では温かい酢飯で作られていると思うので、冷える工程があるので実はあまり変わらないのかもしれません、でもお寿司食べたかったのでとにかくちよだ鮨に行きました。

 場所が分からなかったのでウロウロしつつ、迷子になって私有地に侵入してしまったりしつつ、ようやくお店を発見(ストリートビューでは路地を入ったところっぽい雰囲気だったが、商店街のメインストリート沿いだった)、

 「ちよ折・にしき」というやつをチョイスし、無事持ち帰るみなかさん(迷子になって時間を稼げたことにより、冷蔵庫に入れる必要はなくなった)。

持ち帰り中にバランスをくずし、まぐろのお寿司を崩壊させてしまうみなか

 味は普通でしたが、酢飯がなんか、かわいらしい感じの味と食感だなと思いました。

ちよだ鮨

http://www.chiyoda-sushi.co.jp/

 崩壊で思い出したのですが、同じ砂町銀座の、「みどりのおかず」、というお店に行って、お弁当を買ったとき、平らなお弁当容器に麻婆豆腐とかが入っているものですから、「これは気をつけて持ち帰らないと大惨事になる(ゴクリ)」と覚悟したのですが、

 ビニール袋が、お弁当パックがぴったり収まるサイズなのか形状なのか、全然傾いてこぼれたりせず持ち帰ることができて(家に帰ってから分かったが、お弁当容器も、わりと密封性の高いものが使われていた)、そのお店って中国人っぽい人がやっていて、

 もう一件、やっぱり中国っぽいおじさんの中華料理のお店で持ち帰りをしたときも、ビニール袋が、パックがうまくおさまる形状なのかサイズなのか、という感じで、事故なく持ち帰ることができて、

 たぶん日本とか中国とかいう話ではないと思うのですけど、いや、でももしかしたら、中国のほうが屋台とかがメジャーで、持ち帰りごはんのサービススキルが高いとか、そういうのもあったりしてとか思ったりもして、とにかく、

 持ち帰りに関して、日本はちょっと遅れをとっているのでは、と思ってしまいました(持ち帰りもあるガチのチェーン店はだいぶ袋や容器が洗練されているが、コンビニ、スーパー、普通のお店とかは、とにかく商品が入るサイズの、持ち帰りやすいように特別に工夫されたわけではない、一般的なビニール袋に入れて「はいどうぞ」が基本、というか)。

日本人「台湾のコンビニ袋が画期的!弁当が斜めにならない!」

http://www.fun-taiwanzine.com/archives/12676