みなかさんと年齢

 歳とかあまり気にしないみなかさんですけど、たとえば職場に18歳の子がいたとして、みなかさんとは十数年の差があるわけで、

 その十数年分(にしっかり相当するだけの距離を)、みなかさんは彼女より進めているのかな、というのはふと思ったりしますね、みなかさんです。

 その18歳の子は給料日の一週間後くらいに、「ネックレスと服買っちゃってお給料日まで一万円しかないです」と言っていて、みなかさんはそういうことがない点では、ある程度進めているかもしれませんが、性格的な問題のような気もします。

 ほか、その子が「金髪にしようと思うんです(失敗して変な色になっていた)」とか、「整形したいと思ってて(近いうちに実行されそう)」とか言って、周りの大人スタッフが、

 「やめときなよ」とか、「美容師さんと相談した方がいい」とか、「やっちゃえ」とか、好き勝手言うのがわりと風物詩になっているのですが、基本みなかさんは黙っていますが、

 大人としてどう言ってあげるのが正しいのか、というのはちょっと考えちゃいましたね。髪を染めるくらいならどう失敗しても(基本的には)死にはしないし、また生えてくるからいいですけど、整形となるとリスクがありますし、かといって、

 「髪の色さえ思い通りならなかったのに、どうして整形で思い通りの顔になれると思うのか。あとでどうなってもいいからとにかく(自分の満足のいく見た目になって)今を楽しみたい、

 という理由らしいが(本人がそう言っていた)、医療ミスや院内感染で今すら楽しめない体になる確率もそこそこあるよ」みたいな、普通のことを言って、若者の勇気あるチャレンジに水を差してしまうのも粋ではないですし、

 というあたりは書いているだけで、実際みなかさんはだんまりなので、悩む必要もないのですが(まずアドバイスを求められていないし)、

 また関係ない話になりますが、「みなかさんに憧れて物書きを志した」、という方何人かから、過去にそういったラブメッセージをいただいたことがあって、特にそれが女性だと、

 そんなダウナーなことしてないで街コン行ったりナイトプール行ったり海外旅行行ったりしたほうがいいよ、と、間違った道に引きずり込んでしまった責任を感じたりするのですが、

 そういうのも含めて、人に影響を与えることって慎重になりがちです、「絶対こうしたほうがいい」と明らかに分かっていることなら言うかもしれませんが、

 何が正しいかなんていうのは死ぬ直前に本人だけが、「正しかった/間違っていた」という過去形でのみ、初めて分かるもののような気がしているというか、

 整形成功→美人になったせいでレイプされて埋められる、みたいな、思わぬ落とし穴がある場合もありそうですし、真剣に悩んでいる人に明らかに浅い考えからのアドバイスをしている人を見ると、心配になることがたまにあります。