みなかさんといじめ

 みなかさんの小学校時代とかは、わりと障害を持った子、なのかは分かりませんが、個性的な子が学年に一人二人いたりして、その子たちがわりとナチュラルにいじめられていた、までいっていたかは分かりませんが、からかわれていたりして、

 そういう子たちってあんまり、そういう目に遭ったとしても、「学校でいじめられた」と発信することが少ないイメージで、たぶんそうじゃないとは思いますし、差別っぽくなるのであれですが、「(本格的に頭があれな場合)いじめられたと認識していない」みたいな場合もあったりして、と思うくらいで、

 でも今はそういう子たちって最初からなんとか学級みたいなところに入るような印象がみなかさんの中にはあり、障害のない、個性的でない子が普通にターゲットになるからなんか、ガチな感じになりがちなのかなとか(たとえばこう、職場で一人だけ外国人がいて、

 その人を差別っぽい感じでみんなが、避けたり嫌がらせしたりしていたとして、よくないことはよくないですが、動機が分かりやすいというか、「みにくいアヒルの子」みたいな童話てきな時代からあるような当然、といったらあれですけど、起こりがちな現象というか、

 逆にみんな同じ日本人で、その中で一人だけがターゲット、というのは、人為的というか悪意のある感じがするというか、起こそうと思わないと起こらなそうな感じというか、なんか怖さがあるなという方向の話です)、そんなことをふと思ったみなかさんでした。

 前に書いた気がしますが、いじめとかよりも怖かったのは、その、小学校時代にちょっと個性的で、からかわれていた子が、えんぴつで刺された傷を手とか足とかに作っていて、学校ではさすがに彼にそこまでのことをしている子は、

 いたのかもしれませんが、現行犯を見た覚えがなく、誰かが本人に聞いたのか分かりませんが、それはどうやら彼の姉(とても優秀らしい)がやったものらしく、

 「こんな優秀な私の弟がこんなだなんて!」みたいな、憤りからだったのか、分かりませんが、たとえば彼氏がいて結婚みたいなときに、

 「これが弟です」と紹介したら関係が終わりそうなくらい、かなり個性的な彼だったということをふまえると、お姉さまの心の闇は相当なものであったことが予想され、今思えばあれがみなかさんの初めて見た闇の痕跡だったのかもしれません。