みなかさんと日給3万円のお仕事(2020年度分確定申告編)

 夏休みの宿題とかって、少しずつ計画的にやって終わらせる人、短期集中で一気にやっちゃう人、身内にやってもらう人、お金で解決する人(クラウドソーシングで宿題やってくれる人を募る、現代おそるべし)、やらない人、なくす人、「やったけどなくしました」って言う人、いろいろパターンがあると思いますが、

 みなかさんは「スタートダッシュ(7月20日台)頑張るんだけどそれで満足しちゃって、ダラダラしているうちにいつの間にか夏休み残り一週間とかになっていて、結局ラストに焦るタイプ」、で、恐ろしいのはその性質が数十年経った今も失われていないということで(=一生そうっぽい)、

 つまりは年始あたりから確定申告に必要な書類を集め、エクセルに仮打ち込み&集計(入力が楽なように&ざっくり税額を把握しておくため)し、あとは本番入力するだけ、という万全の状態で時空停止、4月14日消印でようやく2020年(令和2年)度分の確定申告を提出しましたよ、というお話だったのでした、みなかさんです。

 

2020年(令和2年)度分の確定申告書等作成コーナーの画像

国税庁の2020年(令和2年)度分の確定申告書等作成コーナーより、確定申告データ入力中の様子(読者様:「みなか事業所得赤字ダサッ」)。確定申告書等作成コーナー、昨年に比べてインターフェイスがシンプルになっていたというか、入力に必要な項目だけが表示される感じになっている印象で、個人的には快適になったと感じました

 

 記事タイトルの「日給3万円のお仕事」というのは、例のごとく、「確定申告をやったら国税還付金が3万円だった」というだけの話なのですが、それにも紆余曲折(外国税額控除とか、

 分配時調整外国税相当額とか、「おそらく税務署の人もかっちりは分かっていないだろう」、という項目について、「たぶんこれでいいはず」くらいの感じで提出したのはともかく)ありまして、

 なんかみなかさん、「確定申告すれば配当金から引かれていた税金いっぱい戻ってくる!」みたいに思っていたのですが(配当金は20%源泉徴収→確定申告すれば低所得メリットで税率5%になる=15%国税還付金バック?)、実はそれは(配当所得について)「総合課税」を選択した場合に限っての話で、

 同時にみなかさん、昨年はいらない投信とかだいぶ損切りしたので、譲渡所得はマイナスだったので、それを配当金と相殺しようと思っていて、でもそのためには配当所得と譲渡所得を申告分離課税にそろえないといけなくて、

 そうすると(譲渡所得と相殺後、プラスで残ってしまった)配当金に関しては、税率が20%になってしまい(申告分離課税なので)、みなかさん必殺の低収入メリットが発揮できず、収入レベル以上の大量の税金をとられっぱなしになる、という現実に直面し、白目をむきがくがくとふるえだすみなかさん(なんか、勝手に自分に都合のいい考え両方を、同時に実行できると勘違いしていた)。

 

配当金を総合課税にした場合の国税還付金の金額の画像

国税還付金、配当金総合課税バージョン。国税還付金として5万円戻ってくる代わりに、譲渡所得のマイナスが翌年以降に繰り越し(面倒)になります

 

配当金を申告分離課税にした場合の国税還付金の金額の画像

国税還付金、配当金申告分離課税バージョン。結局こちらでいくことにしました

 

 還付金は減ってしまうが、譲渡所得の損失を年度内に相殺しておかないと、繰り越しとかになってしまって面倒そうだし、ということで、今回は(配当所得について)申告分離課税でいくことにしましたが、総合課税だと5万円台の還付だったのが、申告分離課税にして譲渡所得と相殺の場合だと3万円台になってしまい、ちょっと凹んでいるみなかさんなのでした。

 でも今年は配当金が少なかったからよかったものの、万が一配当金がいっぱいの年に株でちょこっと損失が出て、繰り越しは面倒なので配当金と相殺したい、ということになると、けっこうな額の配当所得が5%(総合課税の場合)から20%(申告分離課税の場合)に税率アップしてしまうことになり、

 悲惨な感じ(低収入なのに、配当金については税率20%というセレブ税率が適用されてしまう)になりそうなので、気をつけなければいけない、ということに、早めに気づけてよかったなと思いました、昨年分に関しては仮想通貨取引の利益(問答無用で税率20%の雑所得、源泉徴収なしなので税金完全後払い)が還付金ダウン要因のような気が正直していますが。

 

ID・パスワード方式での‎e-Taxの案内の画像

ID・パスワード方式での‎e-Taxのご案内。みなかさん、昭和生まれのアナログな人なので、未だに確定申告は郵送で提出しているのですが、‎e-TaxってPaSoRi(持ってはいるのですが、過去、設定がうまくいかなかった覚えがあり、お蔵入りになっている)がないとできない、みたいに思っていたのですが、

どうやら税務署から来るハガキに書いてあるIDとパスワード、があればPaSoRiなしでも電子申告ができるらしく(なんか妙に毎年税務署からハガキが来るなとは思っていた)、今度はそれを試してみてもいいかなと思いました

 

 例の押印不要ムーブメントの影響なのか、「提出書類について」みたいな紙に、「押印不要ですよ」みたいに書いてはあったのですが、なんか、「不要」ってすごく曖昧というか、困るというか、

 「スーツじゃなくていいですよ→カジュアルすぎてご縁がなかったことに」、みたいな、「押印ないから無効です。義務じゃないけど普通押しますよね?」みたいな、そういうトラップが待ち構えているような気が、ネガティブなみなかさんはしてしまって、

 いちおう勇気を出して押印なしで提出してはみたのですが、行政がらみの書類への押印、「禁止」か「必須」のどちらかにしてほしいというか、押印不要ならまず押印欄自体を消しておいてくれや、というのは正直思いました。

 また、確定申告書類を提出(ポスト投函)に行った際、運悪く郵便ポストがレターパックとかでいっぱいで(投函口から見えていた。ちょっといじってみたが空きスペースできず)、うまく入らず、「これは別のポストから出したほうがいいかな、でも面倒だな」、とか思いながら、ポストの前で途方に暮れていたところ、

 ちょうど回収のおじさんが登場し、「ポストがいっぱいで入らないみたいなんです」と申告すると、おじさん、みなかさんの確定申告書類を受け取ってくれ、「ポストの中身を回収したあと、それに加えて持っていってくれるのだろう、期せずして手渡しになって安心」、と思いきや、

 「(微妙に聞き取れなかったが、ポストに入らない原因について言っていたのだと思う)違うんですよ、(???)んですよ」と、だいぶ強引な感じでみなかさんの確定申告書類の入った封筒をおじさん、ポストにねじ込み、「お前それ確定申告書類やぞ?大事なんやぞ?」と思ったのですが、

 死んでしまった人は生き返らないし、ぐちゃぐちゃになってしまった確定申告書類はもとには戻らないので、とりあえず作り笑顔でおじさんにお礼を言ってその場をあとにしましたが、

 ‎e-Tax(電子申告)、本気で考えたほうがいいかもな、と思いました、みなかさんでした(どうしても郵送がいい、という人は、郵便局の窓口に出しにいくのが、ポスト投函よりは安全かもしれません。もう切手が貼ってあって郵便局がすることない状態のものでも、「お預かりしました」という感じで、普通に受け取ってくれた記憶があります)。