みなかさんとしゃべる人

 みなかさん、「人がしゃべるときは自分に都合のいいことしか言わない」というイメージがあり、つまり、「よくしゃべる人=努力せず、口先だけでうまいこと言って、自分の評価や立場を上げようとする人間」、ということで、

 みなかさんはそれをみっともないと感じるので、自然と無口になるわけですが、あと自分に都合のいいこと、というのは、要は言い訳に近いものである場合が多く、たとえば昔記事にしたかもしれませんが、

 「痩せなきゃ」と言っている人は、「自分はこの体型をよしとしているわけじゃないよ」というアピールをしたいだけで、それが周りに伝われば満足で、本当は痩せようなんて思っていないし、実際痩せない、みたいな、

 つまり「デブ」という現実と、「スリム体型」という理想とのギャップを埋めるための発言、言い訳、というか、それと同じ方向の考え方で、

 たとえば宗教チックな人が、自分が殺してしまった人間の死体を前にして、(警察とかに向かって)「これは死んでいるのではありません。彼は永遠の生を手に入れたのです」みたいに言って、周りの人は「ヒィィ!狂ってる!」となることって日常的にあると思うのですけど、

 その人はべつに気が狂っているわけではなくて、人殺し認定を避けるため、先述のデブの場合と同じく、現実とのギャップを埋めるための言い訳をしているにすぎないというか、

 つまり大分類としては、「まさか死ぬとは思わなかった」というのと同じで(この場合、目指す現実が、死を認めている段階のものになるので、そもそも死を認めない前者の段階の場合より、聞いた感じのやばさは控えめになる)、

 なんだろう、現状がやばい人ほど、目指す現実との差が大きい人ほど、ギャップを埋めるために必要なパワーというのが大きくなるので、言い訳が強引になり、その結果、「あの人ありえないこと言ってる、キ○ガイだ」ということになってしまうというか、

 逆に、その人の発言と一定ラインまでの距離、によって、その人のやばい度が測れそうというか、たとえば清純派アイドルが、結婚して、「人を愛することって素敵!」みたいに言った場合、(初回に限っては)いい話になりますが、

 たとえば浮気をして、パートナーに心労を与え、自殺に追いやってしまった人とかが、再婚して、「人を愛することって素敵!」みたいに言った場合、ただのサイコパスですし、「おいおいまた一人死ぬぞ」としか周りは思いませんし、

 それはある意味、みなかさんあまり好きではありませんが、「何を言ったかよりも誰が言ったか」みたいな話にも絡んでくるのですが、その人の行動とかによって、発言の説得力とかって変わってくると思うので、

 オオカミ少年扱いされないように、何かを主張したい人は、自分の行動にも気をつける必要がありそうというか、もうやらかしちゃった人は痛々しいだけだからあんまりしゃべらないほうがいいよというか、人の気持ちは変わるものですし、いつどんな人が何を言ってもその人の本心からの言葉ならべつにいいと思うのですが、

 客観的に、「お前が言うな」とか、「キ○ガイだ」とかなってしまうことは、仕方ないことだし、あなた自身の責任によるところが大きいですよ、名誉棄損とか言うのはお門違いですよ、とみなかさんは思うのでした。