みなかさんと時速140キロ

 野球少年たちが、「普通に投げた140キロと気持ちのこもった140キロじゃ全然違うんだよ」、という話をしていましたが、たぶん違いはないと思う大人なみなかさんですごきげんよう。

 でもたぶん、たとえば「死ねぇぇぇ!」って本気で叫びながら、鬼の形相で投げた140キロと、黙って投げた140キロでは、やっぱり違いはないですが、前者はバッターが驚いて打ちづらくなるかもしれず(投手は退場になるかもしれないが)、

 キャッチャー側からすれば、「あれは気持ちのこもった球だ!絶対とる!」という思い込みから、キャッチ精度が上がることはあるかもしれず、冒頭でみなかさん、「どっちも同じ140キロ」みたいなこと言いましたが、

 140キロの球を投げたつもりでも、気持ちがこもっていることにより、(物理的に、ただ筋力が少し多く発揮されて)142キロくらい出て、少しだけ結果がよい方向にずれ込む、ということはあるかもしれませんが(すでに140キロではないが)、

 やっぱりあの野球少年たちは漫画やアニメの見すぎ、とは思いますが、気持ちが現実に影響を与えることはみなかさんも実感しているので(例:本当はすぐに終わる用事なのだが、苦手、大変そう、と思うことから、どんどん実行困難になる)、

 生き物ではない野球のボールにそういった現象が起こるかは分かりませんが(野球のボールが「俺は殺し屋!」と思い込む→デッドボール多発とか。あとは本当に人が、外部から、「これは絶対に打てない球」と野球のボールに念を込め、実際に打率が下がる、みたいな、「気持ちで物理現象を起こす」、ということがあり得るのかてきな。

 バッターに向かって「これは絶対に打てない球だ」と宣言して暗示をかけるとか、はたぶん怒られるやつだし、人によっては効果があるだろうがそういうのではなく)、興味深いテーマだなと思います。